機銃まとめ
対空戦闘有効射程
推定命中率
対空戦闘有効射程
当サイトにおいてここまでに考察した「対空戦闘有効射程」の一覧である。
目標の向首、横行、斜行を問わず適宜の射撃指揮のもとで、望みうる限りの存分な戦闘が可能な射程距離、という解釈だ。
なお有効射高は高角砲の部を参考に、的速220ノット、連続5秒間(およそ一撃)を想定した。
最も長い射程を誇るのは、もちろんボフォース40mmの約1,700m、有効射高1,300m程度、飛翔秒時約2.7秒。
25ミリと28mmは、概ね1,500m程度。有効射高1,100m程度、飛翔秒時約2.5秒。
"有効射程"と"有効射高"、赤い線と青い線、2本の曲線がほぼ一体化しているのは御愛嬌だ。
そしてエリコン20mmが約800m。
最後に、毘式四十粍機銃が700mにやや欠ける程度。共に飛翔秒時約1.3秒。
これらは、1940年代前半を戦う対空火器としては、少々物足りない性能にあるように感じるのである。
推定命中率
(2m四方の固定標的に対する)推定命中率の一覧である。たいへん美しい曲線図となった。
単発航空機正面相当の目標に対し、この程度の命中は期待しても良いよね?位の、軽~い気持ちで眺めていただきたい。
毘式を例外とすれば、最終的には曲線の終点が砲弾重量の順に並んでいるあたりにも、少しだけ注目して欲しい。
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